開業8年目にして、初の意見聴取がありました。
※実際には大規模法人の意見聴取は以前やりましたが、通常の中小企業で月次巡回監査先では初となります。
そもそも意見聴取とは、、、
「税理士法第33条の2に規定する計算事項等を記載した書面(以下、「書面添付」と言う。)」を提出している場合、税務調査前に税理士が税務署に呼ばれて、該当企業について意見を求められる制度です。
簡単に言うと、税務調査前の防波堤のようなものです。
詳しくは国税庁HPを参照して下さい。
https://www.nta.go.jp/taxes/zeirishi/zeirishiseido/kentoukai/02.htm
意見聴取にあたって、担当職員に説明資料を作るよう指示しました。
電子申告時に添付していない、原始証憑や計算資料です。
税務署が気にしているであろう、締め後売上、仕掛品を集計した内部資料です。
そもそも書面添付に全部記載してあるのですが、資料として添付していなかったので。
意見聴取は約1時間。
税務署員が書面添付や3期比較のP/Lを基に質問してくる事項に対し
即座に回答していきました。必要に応じて準備した資料を提示しながら。
退室間際に質問してみました。
服部「 なぜ○○が意見聴取に選ばれたのですか?かなり書面添付を細かく記載していますが。」
調査官「売上が伸びているので、確認のために。。。」
服部「そんなに伸びてはいないとは思うのですが。では、今度からはもっと細かく書面添付に記載するようにしますね。」
調査官「これ以上書かなくても大丈夫です。服部先生の所は、スバ抜けてに書面添付がよくかけていますので、、、」
嬉しいこと言ってくれますね。
弊所の書面添付は、テンプレート使用しませんからね。ほぼ全て自分たちの言葉で、詳細に記載をしているし、
最終ページの「その他」欄も企業概要をガッツリと書いていますので。
また、3ページで終わる書面添付もほとんどないくらい、追記、追記で記載し、精度を高めています。
今回の意見聴取で、税務調査官が気になっていることを改めて確認が出来ましたので、所内で共有し、さらに書面添付の精度を上げていき、税務調査のない事務所にしていきます。
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記帳代行を一切行わず、システム導入により企業のIT化を支援し、業務の効率化と会計の正確性を担保し、経営者の今後の意思決定に必要な情報を提供します。
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