DX(デジタル・トランスフォーメーション)が話題となっていますね。
服部税理士事務所でもDXを進めています。と言うより、新しい事を常に検討しているので、自然とDXを進めていたということになっていました。
そもそも、DXとは何か?
「企業がビジネス環境の激しい変化に対応し、データとデジタル技術を活用して、顧客や社会のニーズを基に、製品やサービス、ビジネスモデルを変革するとともに、業務そのものや、組織、プロセス、企業文化・風土を変革し、競争上の優位性を確立すること。」
出展:経済産業省 デジタルトランスフォーメーションを推進するためのガイドライン
何を言っているかサッパリですよね。
私もよく分りませんでした。ただ、調べてみると下記の事だと理解しました。
『 IT技術を駆使して、業務効率向上の為の新たな仕組み作り(根本を覆す変革) 』
弊所での取り組みを例にすると、、、
<事例1 巡回監査>
[ 従来型の業務 ]
①お客様の所へ訪問
②事前に出力された仕訳帳や元帳を、原始記録と一致しているかどうかの監査
③現地にて経営者へ業績報告
[ DX後(10年以上前に変革済み) ]
①お客様の所へ訪問
②入力データを切出し、監査担当者が持参したPC上で巡回監査支援システムにより監査を行う。
改革点① 紙での出力をしない
改革点② 支援システム上で調書を記録できる。
改革点③ 仕訳に関する指摘事項を出力し、経理担当者へ修正点箇所を指導出来る。
改革点④ 監査報告書をその場で印刷・提供できる。
③現地にて経営者へ業績報告
[ DX推進によるさらなる変革 ]
①事務所内にて事前確認
お客様が支援システムのデータを事前にアップロード
監査担当者がデータを事務所で読込み、事前に確認
②TKC証憑ストレージサービス(TDS)により、原始記録の事前確認
電子帳簿保存法 スキャナ保存申請により、領収証や請求書、通帳、契約書などを仕訳に貼り付けることで、事務所内での事前確認時に、全ての帳簿書類を確認できる。
新たな固定資産の取得についても、対象資産の写真を撮影し、仕訳に貼り付けることで、現物確認を行う。
③リモートディスプレイサービスにより、遠隔操作及び経理指導
全関与先にリモートディスプレイサービスを導入しているため、入力指導についても、先方のPC画面を事務所内にて見ることが出来る為、経理指導も遠隔で行える。
④WEB会議システムにより、経営者への業績報告
巡回監査及び経理指導終了後、WEB会議システムにより、経営者へ業績報告を行う。
結果、必ずしも現地訪問を必要としない監査を可能とする。
ただし、我々は経営者と対面で話すことによって、信頼関係を築いていくため、必ず訪問することとしています。
<事例2 連絡手段>
[ 従来型 ]
顧問先との連絡手段については、電話とメールのみの対応。
[DX後 ]
TKCチャットを導入することにより、スマホから簡単に監査担当者と連絡を取り合う事が出来るようになった。
PDFファイル等も気軽に安全に送ることが出来る。
<事例3 所内検討作業>
[ 従来型 ]
申告書を紙で仮印刷して、上司及び所長が検討を行う。
[ DX後(10年以上前に変革済み) ]
DocuWorks (富士ゼロックス社)を利用し、紙での印刷を一切せず、
PC画面上で検討を行う。
<事例4 金融機関への決算書の提供方法>
[ 従来型 ]
紙で印刷された申告書を各金融機関に提供
[DX後 ]
電子申告と同時に、申告書、決算書関係書類を電子データで金融機関へ提供
月次試算表においても、月次決算完了後、金融機関へ電子データで提供
上記のような変革がDXに該当すると思われます。
今後はさらにIT技術が進化し、社会情勢にあった変革をし続けなければ生き残れませんので、弊所が見本になるよう、様々な取り組みを行っていきます。
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服部税理士事務所は月次巡回監査を行い、正確な月次決算に基づき、会計コンサルティングを行っています。
記帳代行を一切行わず、システム導入により企業のIT化を支援し、業務の効率化と会計の正確性を担保し、経営者の今後の意思決定に必要な情報を提供します。
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